夜明け前のバルコニー


そこから見える景色は


ほんの少しだけわたしを不思議な気持ちにさせる。


多くの人が目覚めていない時間。


夜中働いていた人と朝が早い人だけが


この薄暗い街の主人公となる。


一日がやっと終わった人と


一日がこれから始まる人が


ひと組みまたひと組みとすれ違ったり


追い抜いたり追い抜かれたり


軽い挨拶を交わしたりする様子を


意味もなくただただゆっくりと眺めていた。


夕べのにわか雨のにおいが


まだかすかに残っていることも


この雰囲気とそして今のわたしの気持ちに


とてもよくマッチしている。


できることならずっと眺めていたいと


そう思わせるほど


わたしはこの色のない景色に惚れているようだ。


『話したら共感してくれる人はどの位いるだろう?』


戻った部屋でそんなことを考えている内に


多くの役者に出番が回ってきて


彼らはまた舞台裏へと姿を隠した。

 

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