どうも心理カウンセラーの乾です。
秋っていいですよね~🍁🎃
読書の秋♪食欲の秋♪スポーツの秋♪そんなん出来るわ~い・つ・で・も♪
・・・最近『ヤバイTシャツ屋さん』というロックバンドにハマっています。笑
「秋」という曲、面白いので皆さんも良かったら聴いてみて下さい。
そしてもう1つ、近頃よく聞きよく目にする言葉があります。
“ミニマリスト”
という言葉なのですが、皆さんご存知でしょうか?
【必要最小限の持ち物で生活している人】のことをそう呼ぶそうです。
色々調べてみましたが、本当に最小限で生活されている方もいて、冷蔵庫や電子レンジすら家にない状態で特に問題なく過ごされているのです。
すごいですよね!!
卒アルやプレゼントなどもスマホの写真に残して、現物は捨ててしまうと書いてあり、その記事を読んでいる僕は「ほ~!」「へ~?」「えー!?」とただただ驚いているばかりでした。笑
人によっては、友人からの大切なプレゼントは捨てられない!実用的かどうかだけが全てじゃない!と思う方もいらっしゃるでしょう。
また形があるものだから、触れるものだからこそ価値があるという意見もあると思います。
もちろん、ミニマリストは「生きるのに必要なもの以外全てを捨てている」訳ではないので勘違いしないでくださいね。
僕自身は割と綺麗好きではあるものの、使っていないもの、着ていないものも沢山持っており、ミニマリストとはかけ離れた世界の住人の1人です。
ですが、そんな僕もミニマリストの人たちから改めて気付かされたことが1つありました。
それは、
【本当に大事なものは無くならない】
ということ。
少し前の話です。
1人のクライエント様が『怒りを抑えられない』ことに悩み、当ルームを訪ねられてきました。
怒りが湧くと、人に手は出さないが物に当たってしまう。
身の回りの物を勢いで沢山捨ててしまった。電話帳のリストも全部消してしまった。これまで自分が大事にしていた物、他人が大事にしていた物も沢山壊してしまった。
みんな許してくれはしたものの、多くの人に迷惑をかけ、色んな人と疎遠になって、愚かさと罪悪感で押しつぶされそうです・・・といった内容でした。
苦しい胸の内をしばらく聞いた後、アンガーマネジメントと呼ばれる「怒りのコントロール法」について、僕がまとめた資料を渡し、ひとしきり説明しました。
その内容にとても納得してくださって、最後まで真剣に聞いてくださったのですが、カウンセリング終了間際に少し切なそうな表情でこう呟いたんです。
「次怒りが湧いても、コレ(アンガーマネジメントの資料)だけは捨てられないな・・。」と。
やはりこれまでの罪悪感があるからなのか
僕が一生懸命作ったものだと感じたからなのか
捨ててしまったら変わろうという自分の思いまで踏みにじるような気がしたからなのか
僕の渡した資料を見ながらそう言っていたのですが、僕は即座に、
「次怒りが湧いたら、その資料ビリッビリに破いて貰っていいですよ!(満面の笑み)」
そう返しました。
その方は少し驚いた様子でしたが、「その時は手間かもしれませんが、また印刷お願いします」と笑っていました。
たしかにデータとしては残っているので破られてもまた印刷するだけですが、仮にデータが無い状態で原本を破られたとしても、資料はまた作ればいいだけです。
僕にとってその時大事だと感じたのは、その資料を大事に大事に保管してもらうことではなく、他者に迷惑をかけない範囲で怒りを発散してもらうこと・少しでも怒りに振り回されない方法を学んでもらうこと、ただそれだけだったのだと気づきました。
その人はたしかに、怒りをコントロール出来なかったために、たくさんの人に迷惑をかけ、たくさんの物を自ら手放し、他人の物まで壊してしまいました。
しかし、許してくれた人はもしかしたら『物がなくなっても自分の心に残ってさえいれば良い』と思ったのかもしれません。
また連絡帳を全て消してしまった後も、自分が親しくしていた人たちからは連絡が来たようで、本当に大事なものは無くならないことに気づかれていました。
自ら手放してしまうこともあれば、自分が意図せず何かを失ってしまうこともあります。
しかし、目には見えなくても、記憶や思いという形で頭や心には残ります。
失ったものに目を向けることは悪いことではありません。
人は失敗から色んなことを学びますから。
それでも手にしたもの、残ったものを大事にしていくことは今この瞬間から出来る!と僕は思っています。
何かを失って悲しく辛い気持ちを抱えている方
何かを失うかもしれない選択を迫られている方
大丈夫です!本当に大事にしているものは最後の最後まで自然に残ります。
そして仮に形として無くなってしまっても、あなたが大事に思うその気持ちまでは無くなりません。
だから自分を信じて、前に進んでみて下さい。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
ブログを読んで疑問に思ったことや感想などありましたら
コメントいただけると嬉しいです。
では、また次のブログでお会いしましょう(^^)ノシ
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