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炎に包まれた思い


『私が発した言葉は元々は小さな小さな火種だった。


自分に宛てたつもりのただの独り言は


誰かの何かに触れてしまって


気づけば私は炎に包まれていた。


はじめましての人からも


紙クズやささくれた木の棒が次々に投げ込まれ


火の勢いはますます強まっていった。


時折手を差し伸べてくれる人も現れたが


その人もあっという間にのみ込まれ


次第に水を掛けてくれる人は居なくなっていった。


すでに“どの発言がいけなかったか?”は重要ではなくなり


“私が発言すること”それ自体が問題になっていた。


そして私を擁護する人もまた“問題”だった。


周りを見渡すと火をつけた人はもう居ない。


そして火種はもう見えない。』


お世辞にも綺麗とは言えない私の字。


走り書きして一息つくと


寝汗で濡れていたシーツが少しだけ乾いていた。

 

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では、また次のブログでお会いしましょう(^^)ノシ

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