無知は無敵


小さいころ色んな人から教えられてきた。


「知識はな お前を助ける武器になるんだ。


知っていれば得をして知らなければ損をする。


世の中そういうふうにできているんだ!」という親。


当てられて答えられない生徒は笑われ


正解を導いた生徒は褒められる授業風景。


発言の訂正だけでは飽き足らずマウントを取るSNSの住人。


彼らは暗に言っている。


【知らないことは恥ずかしいこと】だと。


そしてそれは正しいことなのだと


深く疑わずにこれまでずっと過ごしてきた。


そんなある日


友達と一緒に地元のとある和菓子屋に行ったときのこと。


そこの和菓子はどれも人気があるせいか値段もそれなりだった。


その時友人がお店の人に


「ここの和菓子はなんでこんなにするんですか?」と聞いた。


それは嫌味ではなく純粋な疑問だったが


並んでいた他のお客さんが


『あ~この人ここが有名なの知らないんだ~』というような


嘲笑気味な表情でこちらを見てきて


なぜか自分のほうが少し恥ずかしくなった。


ところが


お店の人は他よりも高い説明をひとしきりしてくれた後