無知は無敵


小さいころ色んな人から教えられてきた。


「知識はな お前を助ける武器になるんだ。


知っていれば得をして知らなければ損をする。


世の中そういうふうにできているんだ!」という親。


当てられて答えられない生徒は笑われ


正解を導いた生徒は褒められる授業風景。


発言の訂正だけでは飽き足らずマウントを取るSNSの住人。


彼らは暗に言っている。


【知らないことは恥ずかしいこと】だと。


そしてそれは正しいことなのだと


深く疑わずにこれまでずっと過ごしてきた。


そんなある日


友達と一緒に地元のとある和菓子屋に行ったときのこと。


そこの和菓子はどれも人気があるせいか値段もそれなりだった。


その時友人がお店の人に


「ここの和菓子はなんでこんなにするんですか?」と聞いた。


それは嫌味ではなく純粋な疑問だったが


並んでいた他のお客さんが


『あ~この人ここが有名なの知らないんだ~』というような


嘲笑気味な表情でこちらを見てきて


なぜか自分のほうが少し恥ずかしくなった。


ところが


お店の人は他よりも高い説明をひとしきりしてくれた後


「知らない人からの質問はすごく有難い!


知らないからこそ素朴な疑問を堂々と聞いてくれるから」


と爽やかに答えてくれた。


何に対してかは分からない肩の荷がすぅーっとおり


心の中でだけれど友人よりもその人に感謝している自分が居た。


“知らないこと=恥ずかしい”という等式に今


“知らないこと=喜ばしい”というもう一つの解が増えた。


知っているということはたしかに素晴らしい。


しかし事情を知っていくにつれて軽々しく言えなくなることも多い。


それはつまり


事情を知るまでは知っている人よりも素直な目線で


ソレを眺められるということ。


勿論その結果ぶつかることもあるだろうし


相変わらず小馬鹿にしてくる人もいるかもしれない。


それでも嘲笑気味だったそのお客さんが


なんとなく気まずそうにしているのを見ると


知らないこともまた良いことだと


今は胸を張ってそう思える。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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コメントいただけると嬉しいです。

では、また次のブログでお会いしましょう(^^)ノシ

#癒し #気づき #人生を考える1ページ #無知は無敵 #フィクション

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