白黒の世界


僕は白と黒のボーダーラインに立っている。


そのラインから右側を見てみると


人生を真っ暗にしてしまう悩みの種が埋まっている。


身勝手な犯罪や誰を責めていいかわからない天災。


蓋を開ければホコリだらけのクリーンな顔した政治家。


自分とは全く関係のない人を叩くことで


積もっていく日々のストレスを解消している人々。


この先も生まれては消える人の心に眠る深い闇や


この先に待ち受ける避けようのない試練や苦痛。


挙げればキリのない真っ黒の種は


今日もどこかに埋められて


嫉妬や冷たさを栄養に一気に成長していく。


それはきっと紛れもない事実で


この世界の半分を占めている。


一方ボーダーラインの左側を見てみると


そこには目を凝らさなきゃ見えないほどの


小さな小さな希望の種が埋まっている。


落ち込んでいる人を一生懸命励ます人。


道端に落ちている他人のゴミを拾う人。


仲間はずれになっている人に


積極的に温かな声を掛けてあげる人。


地位や名声に目を眩ますことなく


本気で誰かの力になりたいと努力を続ける人。


誤った道を突き進んでいく人を


鬱陶しいくらいの熱さで戻してあげる人。


生きる気力を無くした人にただ寄り添うことで


ありのままを受け止めてあげようとす