蓄えられない人生の意味

こんにちは、心理カウンセラーの乾です。

クライエント様から嬉しいご報告があったり、1年ほど通っていただいた方のカウンセリングが無事終結したり、かつてこちらで学ばれた方から「頑張っている」旨のメッセージが来たりと、ここ最近とても“繋がり”を感じる連絡を頂いています。


こんな風に嬉しいことあったり、小さな幸せを体験するたび、こう思うわけです。


「少しずつ小分けにして味わいたいな~。」



と。


でも不思議なことに私たちはそれが出来ません。

例えば、学校のテストで100点満点を取ったとしましょう。

テストを返す際にきっと先生に褒められるでしょうし、友達からも羨ましがられるでしょう。

その日の学校の生活は、もうそれだけで1日をウキウキして過ごせると思います。

そして学校から帰ってきてからも、そのウキウキは続きます。

父や母、おじいちゃんやおばあちゃん、兄や姉までも褒めちぎってくれるでしょう。

「テストで満点を取る」というたった1つの出来事で、色んな人からのたくさんの喜びを感じることが出来ます。

しかし次に受けたテストの点数が低かったとしたら、周りに叱られなかったとしても気分は落ち込みますよね。

そんな時、

『あ!前回のテスト、満点だったからその時の喜びをここで味わってチャラにしよう』

とは、いかないわけです。

なぜなら私たちは、

“今”を生きていて、“今”起きている現実に思考や感情を向ける生き物

だからです。

1日10個嬉しいことがあったからと言って、それを10日に分けて同じような喜びに毎日浸ることは出来ないんです。

【感情は蓄えることは出来ない】ということですね。

ポジティブ感情を例に出しましたが、これはネガティブ感情でも同じことです。

ものすごく悲しい出来事を体験したとしても、その後ずっとその悲しみを小分けにして感じていくことになるのかというとそうはならないです。

心が壊れないように、ネガティブな感情はちゃんと時間とともに薄れていきます。