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雨粒たちの大冒険


雨の日は


ただなんとなく


部屋から外を眺める回数が増える。


そして


晴れている時には


ほとんど意識していない


窓を眺める回数も一緒に増える。


雨粒が一粒また一粒と


窓の下の縁に流れ着いては溶ける。


数えきれないうちの一粒を追いかけてみた。


そいつは


窓の上の縁から元気よく降りてきたが


初めての世界が怖いようだ。


先に辿り着いている先輩たちを


避けるように降りていっている。


しかし真ん中あたりで


最高の相棒を見つけたらしい。


自分よりもサイズは小さいが


意気投合し一つの大きな雨粒になった。


その後も仲間が増えていくたびに


自信もついてきたのか


駆け降りるスピードも


どんどん早くなってきた。


最後の最後は


最初のオドオドしていた頃が


嘘のような一本線の真っすぐな


雨筋を辿っていた。


そんなに大きくはない窓の中だけでも


こんなにも沢山のストーリーがある。


僕の目には映っていない窓枠の外には


どれくらいの過去と未来があるのだろう。


雨粒たちの冒険はまだ終わらない。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

では、また次のブログでお会いしましょう(^^)ノシ

#人生を考える1ページ #雨粒たちの大冒険 #気づき #癒し #久々の更新 #僕らの人生も一緒 

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