どうも。心理カウンセラーの乾です。
最近寝る前に、今まで時間がなくて観られなかった映画を観るのがちょっとした毎日の楽しみなのです。
しかし、眠いときの2時間はそれはそれは長い!!笑
睡魔と闘いながら観ても内容が頭に入ってこないし、映画って2時間で一作品だから「今日1時間で辞めておいて、明日残りの1時間♪」って分けるのも納得いかない、、、。
そんな気持ちで観ていると、いつの間にか『やっと観れた』という達成感が『ちゃんと観なきゃ』という使命感にすり替わっていて、ちゃんと観れた時もいまいちスッキリしないまま眠りにつくということがありました。
それに気づいてからは、純粋に『観たい』と思っている時に観ているので、気持ちよく眠れています。笑
そこで、今日は実体験を踏まえて『時間』と『気づき』についてお話したいと思います。
少し長くなりますが、時間があると気づいた方はどうぞお付き合いください。笑
僕は中学生のとき、学校の先生から『コップ半分の水』の話を初めて聞きました。
その話の内容は、
【今あなたの目の前には、コップがあります。そのコップにはお水が半分入っています。
あなたはそのお水の入ったコップを見て、「まだ半分もある!」と思いますか?
それとも、「もう半分しかない!」と思いますか?】
というものでした。
この話の主旨は、
今置かれている状況が同じでも、その人を取り巻く環境やモノの見方によってその捉え方や心の余裕度は変わるんだよ。
ということですが、当時の自分には『ギリギリまで成績は伸びるんだぞ!そう思えば時間はまだまだあるさ!!』という高校入試を控えた受験生に送る先生からのありがた~い(嫌味)お話、
位にしか思っていませんでした。
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・・・・それから10年ほどの月日が流れたある日のこと、たまたまネットで同様の記事を見つけました。
それを改めて読んだとき、心がグッと動かされたことを今でも覚えています。
その時、仕事に勉強にその他の用事に、すごく多忙で友達と遊ぶ時間もほとんど取っていなかったということもあり、精神的にもいっぱいいっぱいでした。
『仕事も勉強もその他の用事も、いずれ全部自分の身になる。若いときの苦労は買ってでもしろ。』
そんな言葉を呪文のように自分に言い聞かせて進んでいましたが、頭では理解出来ても心がそれに追いついてきていないことに、その時初めて気が付きました。
つまり、同じ内容の話だったけれど僕自身の環境が変わっていた為、心に響いたわけです。
そしてこのお話は読んだ方に対してちょっとした問題提起をしているのではと思いました。
【コップ半分の水】
それはある人が見れば、「まだ半分もある!」
またある人から見れば、「もう半分しかない!」
またまたある人が見れば、「ちょうど半分ですね!」
もう一人それを見れば、「・・・・(特に何も思わない)。」
たしかに、後者2人の回答は二者択一の問題の答えとしては不正解かもしれません。
しかし、この【コップ半分の水】の話が、人生におけるモノの見方や心の持ちようについての話であるというのなら、そもそもモノの見方や感じ方が2通りのわけがありませんし、正解なんてないはずです。
つまり・・・
【今あなたの目の前には、コップがあります。そのコップにはお水が半分入っています。
あなたはそのお水の入ったコップを見て、「まだ半分もある!」と思いますか?
それとも、「もう半分しかない!」と思いますか?
《それとも、、、それとも、、、それとも、、、》】というお話。
さも二者択一の問題のように見せておいて、本来は無限にある選択肢、この《それとも》があなたにはちゃんと見えていますか?自分のモノの捉え方・感じ方を大事にしていますか?目の前の物事・目に見えているものだけに注意がいっていませんか?
という問題提起がされているのではないかと、、、。
考えすぎかもしれませんが、そう考えると面白くありませんか?それに、これがモノの見方・捉え方だと思います。
そして、それに気付いてからは時間の捉え方が変わりました。
今では『無駄』な時間を出来るだけ少なくしようと心がけています。
その『無駄』というのは世間一般、またお偉いさんの言う『無駄』ではなく、自分にとって『無駄』だと思う時間のこと。
『二度寝やリビングでごろごろしている時間』は世間から見れば無駄かもしれませんが、その時間で気持ちがリフレッシュされ、また仕事や勉強が捗ったとなればその人にとっては大事な時間であると言えます。
僕はお風呂から上がったあと、まだやらなければいけないことがあったとしても、とりあえずベッドにダイブして5分間ほど身体と心を休める時間を作っています。
そのまま寝てしまうこともありますが、それは眠って回復しなきゃいけないほど心身が疲れていたのだと思うようにしてます。
以前の僕なら、罪悪感が凄かったと思いますが。笑
ただ一番怖いのは、だれかの言うことを鵜呑みにしてしまい、自分の気持ちと相談せずに『無駄』な時間を減らしていくこと。
その『無駄』だと思って削っていた時間は、あなたにとって『貴重』で『大切』で『かけがえのない』時間であったかもしれないということ。
世の中にある名言や教訓は、確かに先人たちの知恵や経験から生まれた有難いものであることは間違いありません。
しかし、その言葉が『今』のあなたに必要であるかどうか、その答えはいつだってあなたの中にしかないと思います。
現代社会は毎日毎日めまぐるしいスピードで回っています。
そのせいで他人に決められた『時間』に追われて、自分の気持ちに『気づく』ということが出来ていない人が本当に多いと感じています。
あなたが思っている以上に身体は、心は疲れています。
あなたが健常な状態でいる為に必要な『時間』はどういう時間であるか、それに『気づく』ことを意識してみてください。
今より少しは毎日を気楽に過ごせるようになると思います。
いかがでしたか?
最後まで読んでいただきありがとうございます。
皆さんなりに時間の使い方を工夫してみてください。ベッドにダイブはおススメです!!笑
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では、また次のブログでお会いしましょう(^^)ノシ