ちゃばのフォトフレーム

最近ちゃばが旅立った。

いっつも一緒に居た私の愛犬。

「病気に早く気づいてあげられなくてごめんね。」

「いっぱい怒っちゃってごめんね。」

「もっとおやつあげられなくてごめんね。」

ちゃばの写真が入っているフォトフレームに向かって

亡くなった現実を受け入れられないまま

毎日私は謝っていた。

自分自身を憎く思っていた。

そんなある日

いつものように一人

「ごめんね。」を

ちゃばに向かってかけていると

『まいちゃん。』

って声が聞こえてきた。

『ここだよ。こっちこっち。』

明らかにちゃばの写真から聞こえていた。

「ちゃば?ちゃばなの?」

『そうだよ。驚いた?』

写真の中のちゃばは笑っているように見えた。

しかし写真から声がしていることへの驚きや

ちゃばと話せることへの喜びはほんの一瞬で

病気から救えなかった思いがすぐに心を埋め尽くし

「ちゃば本当にごめんね。」

大粒の涙とともにそんな言葉がこぼれた。

それから朝が来るまでちゃばと色んなことを話した。