久しぶりの通常ブログの更新になります。心理カウンセラーの乾です。
まずは、北海道地震の被災に遭われた方々に、心よりお見舞い申し上げます。一日も早いライフラインの復興と安全な生活を取り戻せることを切に願います。
先々月の西日本豪雨や猛暑に加え、大きな台風にも見舞われました。
ここ数ヶ月は心苦しいニュースが多いように感じます。
改めて自然の恐ろしさを感じながらも、ニュースやSNSを通して募金やボランティア活動などが行われていることを知ると、人々の温かさのようなものも感じられ、本当に心の折れるような事件や事故、災害の起こる日々の中にもどこかに必ず希望はあるということに気づかされます。
『心が少しほっこりする話』
こんな状況だからこそ、今日はそんな話をさせて頂きます。
【あるクライエント様とカウンセリング中での出来事】
カウンセリング中にメモを取ってもらっていたときのこと。
クライエント様に渡した真っ白のメモ用紙は、クライエント様が「大切に思っている・大事にしていきたい」モノや事で少しずつ埋まっていきます。
その時白紙を埋めていった単語単語は、大げさなものではなく日常にありふれたものでした。
それはつまりクライエント様の日常に『幸せの種』がたくさん埋まっているということ。
その中で一つ「んっ?」と引っかかる言葉がありました。
それは『幸せごはん』という言葉。
「ごはん」ではなく「幸せごはん」。
その真意を聞かせてもらったところ、『家族でおいしくごはんが食べられること』だとおっしゃっていました。
そのとき僕自身もクライエント様の笑顔に連られ自然と笑顔になっていました。
そして『なるほどなぁ~。』と新たな気づきが得られました。
三ツ星レストランで食べるような高級料理であれば、きっと一人で食べても家族や友人で食べてもおいしく感じられるでしょうし、幸せに感じられるでしょう。(「いや、そんな高級なお店で食べたら緊張して味なんてわからないよ。」と僕はなりそうですが、、、笑)
しかし、日常生活においてそんなに頻繁に高級料理を食べられるわけではありません。
では「幸せごはん(幸せになれるごはんを略して)」ってたまにしか味わえないの?というと、実はそうではありません。
誰でも「幸せごはん」は食べられます!!
その方法は、
『一緒に居て楽だな~。』『傍に居ると落ち着くな~。』と思える人と一緒にごはんを食べること!
ただそれだけなんです。
そしてその相手は、家族でも友人でも恋人でも先輩でも後輩でも誰でもいいんです。
「幸せごはん」の正体は、「美味しい料理」ではなく、「美味しい時間」なのではないかと・・。
何を食べるかではなく、誰と食べるか。
一人で食べる時との違いは、食べている時や食べた後にその「美味しい時間」を共有できるところにあるのではないかと思います。
食べることに関してこんな名言がありますよね。
『空腹は最高の調味料』。
いや~名言ですよね~。おなかが空いたときって何故あんなにも美味しく感じられるのか。
そして今、ここに名言が一つ加えられます。
『共食は最良の盛り付け皿』。【乾作(ドヤ顔)】
意味は、【誰かと一緒に食べることでおかずがなんであれ、食卓が華やかになりますよ】という感じです。ハイ。
・・・えっ?もう小ボケは満腹?
途中までで終わればいいのに、いつも少しおちゃらけてしまいます。笑
冗談はさておき、「幸せごはん」って言葉の響きも良く、毎日のごはんの前に『幸せごはん頂きます!』って心の中で唱えてから食べるだけで、どこか幸せな気分になりそうじゃないですか?
そんな感じでクライエント様に『自身の幸せ』というものについて考察して頂くカウンセリングは、無事終わりを迎え、僕自身も色々な気づきを得た時間となりました。
これは今回のクライエント様だけに限りませんが、
問題を抱えながらも前に進んでいこうとするその姿勢には、いつもただただ感心するばかりで、勇気もいただいています。
北海道地震、西日本豪雨や猛暑、台風の被害を受けたお一人お一人には、こんな時だからこそ諦めずに、どんな小さ幸せやどれだけ些細な出来事でもいいので、共有できる人を見つけて、強く前に進んでいってほしいと心から願います。
大きな天災に見舞われた方々も
小さな田舎町の小さなカウンセリングルームに来てくださるクライエント様も
みんながまた穏やかに過ごせる日がくることを願って。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
今回は特定のクライエント様のカウンセリング内容を一部書かせて頂くにあたって、ご本人様には事前に了承をいただいております。
その為、カウンセリング内容やイベント内容などを許可なくブログの記事にすることはありませんのでご安心いただけたらと思います。
ブログを読んで疑問に思ったことや感想などありましたら
[info@icr-kokoro.com]宛にメールいただけると嬉しいです。
では、また次のブログでお会いしましょう(^^)ノシ