お久しぶりです。心理カウンセラーの乾です。
「通常のブログどれだけさぼってんねん!」と誰も突っ込んでくれないので、自分に突っ込みをいれて書き始めました。笑
最近また少し寒くなってきて、今年の冬を思い出しつつあります。
どれだけ冬が寒くても、また暑い夏はやってくるし、桜も咲くし、紅葉も色づく・・・。
ちゃんと地球は動いていて、世界は回っていて、自分たちも成長しているんだなぁとしみじみ感じています。
今日は少し自分のことについて話がしたいと思って書かせて頂きます。
ある日ふと思ったわけです。
『心理カウンセラーって何する人なのだろう?』って。
変でしょうか?笑
もちろん「専門的な知識や技術を用いて相談援助を行う職業だ」と言ってしまえばそれまでなのですが、もうちょっと突っ込んだことを考えています。
僕は当ルームに来て下さっている方には、少しでも良くなって欲しいと思っています。
そしてその思いが叶いクライエントさんが良くなれば、いずれは来なくなるわけです。
カウンセリングルームって、飲食店やショッピングセンターと違って「良かったらまた来てくださいね。」と言う場所ではない訳です。
もちろん継続して来られている方とは、信頼関係がより強くなっていくわけですが、やっぱりここを卒業する日が来るわけです。
その日が来ることは喜ばしく、その方の明るい将来を願えば本当に嬉しいことなのですが、やっぱりほんの少しだけ寂しくもあり、いつもちょっぴり複雑な気持ちになります。
カウンセリングを終えられた方は、いずれ当ルームのことも自分のことも忘れていくのでしょうが、それが自然ですし、それが理想の形です。
そして僕もそれでいいと思っています。
怪我をして病院に通っている間は、怪我した箇所を見たり、財布に入っている診察券を見たりすることでどこか頭の中で考えてしまいますが、完全に治った後いつまでも病院のことを考えている人はなかなかいないでしょう。
【乗り始めたころの自転車の補助輪】
僕の中での「心理カウンセラー」ってまさしくそんな感じのイメージ。
大学生だったころ、公園で自転車に乗る練習をしている子どもを見てこう思いました。
『補助輪って、不思議な商品だな。外されることを期待して着けられているなんて。』
『一度乗れるようになったら、お役御免なんだよな。』と。
その時は少し補助輪に同情していたような気がします。笑
でも僕自身もそうでしたが、多くの人が補助輪のおかげで自転車に乗れるようになったんじゃないでしょうか。
まだ心理カウンセラーという職業をほとんど知らなかった頃に思ったことです。
でもこうしてブログを書いてみると改めて、心理カウンセラーと補助輪、似ているなぁって感じますね。
必要なくなればいずれは忘れ去られる。
少し頼ることに躊躇したり、情けないと思ってしまう。
あくまで前に進んでいるのは自分自身のおかげであり、それ(カウンセラーや補助輪)ではない。
今は必要な職業であり、でもいずれはなくなればいい職業だと思います。
少し正直すぎるでしょうか。笑
まぁ結局何が言いたいかと言うと、
そんな「心の補助輪」としてこれからも優しく寄り添えればと思っているわけです。
耳で聞いて、目で聞いて、心で聞く。
いつまでも補助輪が外れた時の嬉しさを忘れずに、進んでいきたいと思います。
ただの心理カウンセラーの自分語りでした。
この文章を最後まで苦にせず読めたあなた、心理カウンセラーに向いていますよ!笑
では今回はこの辺で。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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では、また次のブログでお会いしましょう(^^)ノシ