かみねこ『ライ』と占いのつり橋

こんな昔話がある。

【小さな村のほとりにある一匹の猫がいた。

その猫の名は「ライ」という。

ライはあらゆる物事の善悪を

占う能力を持っていた為

神様に仕える猫『かみねこ』と称えられ

何年もその村の守り神として

崇(あが)められていた。

ではライがどのようにして物事の善悪を

占うのかというと

村のはずれにある「ライ専用の」つり橋を使うのだという。

そのつり橋は幅がものすごく狭く

長さも端から端まで5メートルほどしか無い。

おまけに年季も入っていて苔(こけ)やツタだらけ。

おおよそ村の人が渡れるものではなく

それがライ専用といわれるゆえんであった。

物事の善悪を占ってもらいたい時に

ライを連れてそのつり橋に行き

つり橋の端に立ちライを抱えたまましばらく待つ。

占ってもらいたいことを唱えたのちに

ライを下して手を離す。

ライがつり橋を渡りきれば吉

『安心して行えば良い』という。

途中で止まったり引き返したりすれば凶

『今ではない』という訳である。

ライの占いを信じ行動したり