システマチックブレイン


『目が覚めて少しぼーっとした後


仕事に行くための身支度を行う。


職場での要領は一向に上がらないものの


家を出るまでの効率は


面倒くささに比例してどんどん良くなっている。


モチベーションという言葉を意識していた頃が


懐かしくなるほど鏡の前の自分からは


覇気が感じられない。


同じことの繰り返しの毎日にも


そんな現状を打破する勇気を持てない自分にも


苛立ちや虚しさが込みあがる。


プラモデルや塗り絵を完成していくかのごとく


全員が同じように動き振る舞う様子に


嫌気が差してきている。


立場の偉い人や大多数の意見


世の中の流れに逆らうことは“悪”とされる。


みんなと同じがそんなに素晴らしいのだろうか?


決して彼らを否定しているわけではなく


内心「すごい!」と思いつつも


そこに窮屈感を感じる自分を認めたくないからこそ


皮肉めいた表現になる。


こんな気持ちの時は


どれほど為になる自己啓発の本も


どれほど笑えるYouTubeの動画も


一瞬の気の紛らわしにしかならず


終わった後はいつもほんの少しだけ切ない。