今あなたの目の前には3冊の小説がある。
1冊目はカバーがとてもキラキラ光っていて
表紙には「Like a Crystal」と書かれている。
内容はというと
主人公だけでなく登場人物全員が
それぞれ毎日をハッピーに過ごしていて
彼らの人生は成功と奇跡の連続で溢れている。
行き先々で多くの人から愛され
職場でも頼りにされ高い評価を受ける。
全ての物事がうまくいき全ての努力が報われる。
それに不思議な力に守られているためか
降りかかる災難全てを無傷で通り抜けている。
眩しいほどに輝いている
そんな物語。
2冊目は1冊目とは打って変わって
カバーがものすごくくすんでいた。
タイトルは「Like a Garbage」だ。
恐る恐る内容をみていくと
主人公はいきなり災難に見舞われて
家族だけでなく友人や恋人とも
離れ離れになってしまう。
不幸はこれだけでは終わらない。
主人公は行き着く街・職場で
理不尽な嫌がらせを受ける羽目になる。
周囲の人間も見て見ぬ振りで
誰一人手を差し伸べてはくれない。
慈悲も救いもない
そんな物語。
では最後の3冊目はというと
カバーは少しだけくすみがあり
本の角は軽く傷ついているが状態は全然よい。
「Like a Roller coaster」と書かれた表紙をめくると
物語の序盤で主人公は急な転勤を言い渡され
家族・友人・恋人と一時的に離れ離れになってしまう。
最初は慣れない土地・慣れない環境で
周りに溶け込めず周囲の力を借りれないこともあったが
次第に評価され頼りになれるようになる。
ときにはそんな主人公を妬み
理不尽な嫌がらせをしてくる者もいて
気持ちが不安定になる日々も続いたが
少しずつ自分が成長するための糧にしていった。
離れてはいるが
家族も友人も恋人も
みんなそれぞれに苦労をしつつも
充実した日々を送っている
そんな物語。
さてあなたは人生は一体どれだろう?
誰かの人生をみれば
上がり続けているように見え
自分の人生を思うと
下だり続けているように見える。
しかし誰の人生もジェットコースターのように
その人にしか分からない山と谷がある。
「Like a Roller coaster」の背表紙には
こう綴られていた。
「But it's your choice to scream or enjoy the ride!
(しかしただ叫ぶのか、楽しむかはあなた次第だよ!)」と。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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コメントいただけると嬉しいです。
では、また次のブログでお会いしましょう(^^)ノシ
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