Like a ....


今あなたの目の前には3冊の小説がある。


1冊目はカバーがとてもキラキラ光っていて


表紙には「Like a Crystal」と書かれている。


内容はというと


主人公だけでなく登場人物全員が


それぞれ毎日をハッピーに過ごしていて


彼らの人生は成功と奇跡の連続で溢れている。


行き先々で多くの人から愛され


職場でも頼りにされ高い評価を受ける。


全ての物事がうまくいき全ての努力が報われる。


それに不思議な力に守られているためか


降りかかる災難全てを無傷で通り抜けている。


眩しいほどに輝いている


そんな物語。


2冊目は1冊目とは打って変わって


カバーがものすごくくすんでいた。


タイトルは「Like a Garbage」だ。


恐る恐る内容をみていくと


主人公はいきなり災難に見舞われて


家族だけでなく友人や恋人とも


離れ離れになってしまう。


不幸はこれだけでは終わらない。


主人公は行き着く街・職場で


理不尽な嫌がらせを受ける羽目になる。


周囲の人間も見て見ぬ振りで


誰一人手を差し伸べてはくれない。


慈悲も救いもない


そんな物語。