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コーヒーが混ざる前に


『あぁ、今日もまた同じことを言ってる。


それは前も聞いた。これで何回目なのだろう・・・。』


家族や友人


恋人やパートナー


そして職場や学校の人たちからの話。


少しウンザリする気持ちが湧いてくる。


そんな時は【聞き飽きたモード】に走る


自分の思考を止めて深呼吸。


そしてこう考えてみる。


『本当に全く同じ言葉を全く同じ気持ちで話しているのだろうか?』と。


話の内容だけ拾うとそう見える。


『よくもまぁ、同じことを同じ相手に何度も言えるなぁ。


一つのことに固執しすぎなんじゃない?』って。


でも“全く同じ”なんて狙ってもそうそうできることじゃない。


そこでこう思って聞いてみる。


『気持ちの濃度が微妙に変わっているのかも・・・。』


気持ちの濃度。


イライラ → ムカつく


ムカつく → 腹立たしい


腹立たしい → 腸が煮えくり返る


みたいに「怒ってる」でまとめてしまうと


見えなくなってしまう感情の変化。


その濃度はもしかしたら


真っ白の牛乳にコーヒーをほんの数滴垂らした程度かもしれない。


「そんなの分かるわけないじゃん!」


たしかに完全に混ざってしまうと見た目はただの牛乳。


だからこそ余裕があればなるべくすぐに聞いてあげる。


ただの牛乳に見えるそのコーヒー牛乳が


どんどん黒くなっていき


最初の数滴が入った時の感情を


その人が話せなくなってしまう前に。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

では、また次のブログでお会いしましょう(^^)ノシ

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