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ハート細胞


耳と心は本当に似ている。


人の顔を描いた時


両耳をくっつけるとハートの形になる。


…というのは冗談で


年齢を重ねていくと


次第に高周波の音(モスキート音)が


聞こえにくくなるという。


耳の構造は驚くほど繊細で


有毛細胞と呼ばれるモノが


高い音を拾う上で重要らしいのだが


有毛細胞は加齢や大きな音によって


ダメージが蓄積されていく。


加えて一度ダメになってしまった


有毛細胞は再生することはないらしい。


だから年を重ねていくと


高い周波数の音が聞こえなくなってしまうのだとか。


そして心にもモスキートが存在する。


小さい頃何気なく言えていた


「嬉しい」や「辛い」が


大人になると言えなくなっている。


それはきっと


その時その時に湧いた気持ちを


素直に感じにくくなっているから。


『これくらいのことで満足しちゃダメ!』


『自分より辛い人はもっといるはず…』と


プラスの感情もマイナスの感情も


無意識のうちに少しずつ無視していき


感情を素直に感じるハート細胞が


傷ついていっていることが原因になる。


するとちょっとした感情の変化を


拾うことができなくなり


本当にしんどくなるまで


自分の気持ちに気づけなくなる。


ただ耳とは違う点が一つだけある。


それはハート細胞は今からでも再生できるということ。


楽しいと感じた出来事があったら


『楽しいなぁ』と感じ


「楽しいー!」と口にすること。


悲しいと感じた出来事があったら


『悲しいなぁ』と感じ


「悲しい…」と口にすること。


独り言でもいい。


蚊の鳴くようなか細い声でもいい。


誰かが聞いている必要はない。


だってそう感じているのは


紛れもないあなた自身だから。


心のモスキート音はどれだけ高くても


自分の心に耳を澄ましていけば


必ず拾うことができる。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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コメントいただけると嬉しいです。

では、また次のブログでお会いしましょう(^^)ノシ

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