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火曜日の狂詩歌 -Rhapsody in Tuesday-
気力はいまだ十分 自然な笑顔 自然な気配り 自然な流れを作れている 脳は思考し 心は躍動す 周囲の声はこちらに届き 自分の思いはそちらに届く 勇ましいあなたが今進む いつまでも賑やかな火曜日 【窓の向こうの木は、今奮う】 最後まで読んでいただきありがとうございます。 では、また次のブログでお会いしましょう(^^)ノシ #癒し #気づき #人生を考える1ページ #火曜日の狂詩歌 #一週間詩


月曜日の応援歌 -Cheer in Monday-
新しい太陽が昇っていく 新しい雲が泳いでいく 新しい草木が芽吹いていく 新しい水が流れていく 新しい風が撫ぜていく 新しい声が届いていく 新しい心が溢れていく 新しいあなたが今歩む 果てしなく自由な月曜日 【窓の向こうの木は、今憂う】 最後まで読んでいただきありがとうございます。 では、また次のブログでお会いしましょう(^^)ノシ #癒し #気づき #人生を考える1ページ #月曜日の応援歌 #一週間詩


コーヒーとリモコン
朝のキッチンに、コーヒーの匂いがゆっくりと広がる。 まだ完全には目覚めていない頭に、その苦みは少しだけ強い。 マグカップを両手で包みながら、僕はリビングのソファに腰を下ろした。 テーブルの上には、リモコンが置いてある。 いつもそこにあるはずのものだ。 昨日も、一昨日も、その前の日も。 なのに、改めて見ると、ずいぶんと無表情な道具だと思う。 テレビをつける。 朝の情報番組が、にぎやかに始まる。 天気、占い、ニュース。 どれも急いでいて、少しだけ大げさだ。 コーヒーを一口飲む。 まだ熱くて、舌の奥がじんわりする。 その間に、リモコンで音量を少し下げる。 このくらいが、ちょうどいい。 特別なことは、何も起きない。 今日の予定も、いつも通りだ。 仕事があって、帰って、また夜になる。 それだけだ。 それでも、 コーヒーが冷めていく速さと、 番組が切り替わるタイミングと、 部屋に差し込む朝の光が、 不思議ときれいに噛み合っている。 ふと、リモコンを裏返す。 電池のふたに、小さな傷がついていた。 いつの間についたものか、思い出せない。 きっと、忙しい日々のどこ


ちんぷんかんぷん
ぼくは、世の中のことがよくわからない。 大人の話はむずかしくて、 ニュースは早口で、 漢字はたまにケンカしてるみたいに見える。 「将来のことを考えなさい」って言われるけど、 将来って、いつから将来なんだろう。 あしたはもう将来? それとも、もっと先? 学校で先生が言う言葉も、 たまにちんぷんかんぷんだ。 でも、黒板のすみっこに落ちているチョークの粉は、 雨の日の雲みたいで、 それを見るとちょっと楽しくなる。 お父さんが言う「世の中は甘くない」も、 ぼくにはよくわからない。 甘くないなら、 アイスを食べればいいと思う。 ちゃんと冷たくて、おいしいから。 お母さんは「空気を読みなさい」って言う。 でも、空気は見えない。 読めない本は、 むりに読まなくていいんじゃないかな。 わからないことは、たくさんある。 時計のしくみも、 どうして雲は落ちてこないのかも、 大人がなんでいつも急いでいるのかも。 でも、 犬がしっぽをふる理由はわかる。 おなかがすいたときに、 ごはんの音がするとワクワクするのもわかる。 だいすきな人が笑ったら、 なんだかうれしくなるのも


街角のアスター
街角に、ほんの一間ほどの小さな花屋がある。 ガラス越しに並ぶ花は派手ではないが、どれも丁寧に水を含み、朝の光を静かに受け止めている。 その店の名前は特に洒落てはいない。ただ、「アスターの花屋」とだけ書かれている。 店主のアスターは、33歳。 お店を開いてからもう10年になる。 花に囲まれた生活は長いが、家族と呼べる存在は、この街にいない。 六歳のころ、両親は離婚した。 原因は母の浮気癖だったが、人を責められない父は自ら家を出ていった。 その後ほどなくして母も蒸発した。 母の知り合いの家に引き取られて育った。 父はその後も全く戻らなかった。 声も、背中も、いつしか思い出せなくなり、記憶に残ったのは、花の名前を嬉しそうに教えてくれた横顔だけだった。 だからアスターは、この店を開いた。 父が好きだった花の香りが、いつか彼を導いてくれるかもしれないと信じて。 ある日、ひとりの男性が店を訪れた。 無口で、控えめで、黒い帽子を深く被っていた。 決して長居はしない。 それなのに、なぜか胸の奥に、小さく揺れるものがあった。 その日、アスターが差し出したのはアイリ


ドリームボックス
―――ドリームボックス。 僕が今いる、この箱の名前だ。 夢がたくさん詰まっている場所・・・らしい。 でも、ここに来てから、 楽しい夢を見たことは一度もない。 僕はある日、 大好きなご主人様に連れられて、 いつもとは違うところへやって来た。 それは、 機嫌がいい日に連れて行ってもらえる公園でもなく、 おやつの匂いが溢れているお店でもなく、 注射が痛い病院でもなかった。 初めての場所だった。 床は冷たく、 空気は知らない匂いでいっぱいで、 胸の奥がきゅっと縮んだ。 それでも僕は、 ご主人様の足元で背筋を伸ばし、 「いい子だね」と言われる姿勢を忘れなかった。 だって、 いい子にしていれば、 嫌なことは起きないと、 そう教えてもらってきたから。 ご主人様は、そこにいた人と少し話をした。 言葉はよく分からなかったけれど、 声の調子がいつもと違っていた。 そして、 不細工な笑顔と僕を残して、 どこかへ行ってしまった。 最初は、 すぐ戻ってくると思っていた。 怒られなかったから、 少しだけ安心もしていた。 でも、 いつまで経っても、 ご主人様は戻ってこなかった


劣等生の優越感
友達より成績が劣っている。 同僚より仕事が遅い。 兄弟より出来が悪い。 姉妹よりも気が遣えない。 しかし、そのことを悔む必要は全くない。 なぜなら―― 劣っている者にしか見えない景色が、この世には確かに存在するからだ。 成績が良い人間は、正解へ最短距離で辿り着く。 仕事が早い人間は、迷わず要点を掴む。 出来の良い兄弟や姉妹は、自然と期待され、自然と応える。 それはそれで立派だし、誇るべき才能だろう。 一方で、劣等生はどうか。 間違える。 遠回りをする。 何度も同じところで立ち止まり、「自分はなぜできないのか」を考え続ける。 この“考え続ける時間”こそが、劣等生の財産だ。 劣等生は、最初から世界を信じていない。 「自分はきっと正しい」などという傲慢さを持たない。 だからこそ、疑い、観察し、拾い上げる。 優等生が見落とす小さな違和感。 出来る人が無意識に切り捨てる感情。 「それ、誰のための正解なんだろう?」という問い。 劣等生は、それを拾ってしまう。 ある日、職場でトラブルが起きた。 誰もが「原因はここだ」と即座に断定し、修正案を出す。...
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